おぜきクリニック|岐阜市長住町の内科、皮膚科、泌尿器科

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泌尿器科

泌尿器科

泌尿器科で多い病気の名前

  • 不妊症、無精子症、更年期障害、ED(勃起障害)
  • 膀胱炎、過活動膀胱、神経因性膀胱、尿失禁、夜尿症
  • 悪性腫瘍
  • 前立腺肥大、前立腺炎
  • 結石症
  • 腎のう胞、包茎
  • 亀頭包皮炎、その他

その他にもたくさんの病気があります。ここでは代表的な病気に説明を加えていきます。

おしっこ銅像

前立腺肥大症

男性の方で「最近、おしっこが出にくい」「夜おしっこに起きるようになった」「一度おしっこがしたくなると我慢できずに漏れそうになる」とかの症状が出ていませんか?「歳だから仕方ないか」とあきらめないでください。それは前立腺肥大症という治療できる病気かもしれません。
さて、そもそも前立腺って何でしょう。前立腺とは、膀胱の下に位置し、真ん中を尿道が通っている、くるみ大の大きさの臓器です。精子に栄養や活力を与えるための前立腺液を作り出します。しかし、それがシニアになってくると徐々に大きくなっておしっこの通り道を邪魔するようになるのです。そしてそれによって起こってくるのが、おしっこが出にくい、近い、我慢できないなどの症状なのです。そして最近はいろいろな種類の薬があり、それぞれの人に合った薬を使用することになります。ごくわずかですが、あまりに大きくなり薬の効かない人がいます。そのような方には関連の総合病院に紹介して手術を受けていただくことも可能です。また少し厄介なのは前立腺肥大症は良性の病気なのですが、悪性の前立腺がんの場合も初期の症状は前立腺肥大症と同じなのです。そのために採血などで悪性のファクターがないか確認します。

頻尿

過活動膀胱

歳だからおしっこのトラブルは仕方がないの?

女性の方で最近ちょっと近いなあとか、急におしっこがしたくなって我慢できないとかの症状はありませんか?シニアになるとおしっこがたまっていなくても、膀胱が勝手に収縮をするなど膀胱の働きが変化し、膀胱やおしっこの通り道などを支えている筋肉が弱くなる、脳出血や脳梗塞の後遺症などさまざまな原因でこれらの症状が起こります。実は女性だけではなく男性にも起こります。要するにおしっこを出すというシステムのどこかにトラブルが生じ、自分が思うのと関係なく膀胱が勝手に縮んだり、過敏な動きをするためこれらの症状が起こるんですね。

そして、この症状で悩んでいる人は実は多いのです。若いころからちらほら見受けられますが、40歳以上になると8人に1人と言われています。
このように、とても一般的な病気なのですが、皆さんは恥ずかしがって「意を決して」相談される方が多いようです。
多くの症状は薬で軽減されることが多いです。

こちらも参考にしてみてください。(外部サイトへ飛びます)
~笑顔でスッキリ~ おしっこ“新”ライフ(キッセイ薬品工業株式会社)

トイレに悩む

尿路結石症

尿路結石って?いきなり強烈な痛み!

おしっこの中に含まれている物質が結晶を作り固まったものを結石と言います。おしっこは腎臓で作られ、尿管を通って、膀胱にためられ、排尿とともに外に出ていきます。この尿の通り道を尿路と言い、腎臓、尿管、膀胱に結石ができる病気を尿路結石症と言います。腎臓にできれば、腎結石。これが下に落ちてくれば、尿管結石、膀胱に結石ができれば、膀胱結石ということになります。場所によって呼び方も症状も変わってきます。
尿路結石症は文明病の一つともいわれ、糖尿病と同じように食生活が豊かになるにつれて増加しています。過去40年間で約3倍になっています。調査では男性の7人に1人が(私もやりました)、女性の15人に1人が一生のうち一度は尿路結石にかかると言われています。
結石の種類はいろいろあるのですが、レントゲン写真に写らないことがあるため厄介です。

こちらも参考にしてみてください。(外部サイトへ飛びます)
尿路結石症診療ガイドライン 2013年版 | Mindsガイドライン

結石

症状は疝痛と言って、急な腰痛・腹痛で発症することが多く、お産の痛みとよく比べられます。ただし、いつも激しい痛みとは限らず、鈍痛や重苦しさが発生するケースもあります。あるいは、無症状のこともあります(これがある意味一番怖いです)。また、結石の疼痛発作はおしっこが濃くなる夏場に多いです。またおしっこに血が混じることが多いのですが、目で見て真っ赤になることもあれば、顕微鏡で見てやっと分かることもあります。
治療は結石の大きさによって異なり、直径5〜9mmまでの石は自然に排出される可能性があり、飲み薬や水分を多量に取ることで結石の下降を促します。これは小さい結石の場合、有効な方法です。これ以上の大きさの結石になると自然に排出されることが難しくなりますので、関連病院に紹介して、体外衝撃波や経尿道手術などの治療をしていただくことになります。

膀胱炎

おしっこする時に痛くて、近くて、時々血が混じります。

主に大腸からの細菌が膀胱内に侵入し、増殖して炎症を起こす細菌感染症です。
急性膀胱炎はすべての年齢にわたって発症しますが、特に10代後半から20~30代の女性に多く発症します。女性は外尿道口が腟の付近に開口して汚染されやすい上に、尿道が男性と比較して短いため細菌が膀胱内に侵入しやすく、全体として女性の頻度が高くなります。
一方、慢性膀胱炎はあまり自覚症状が強くなく、膀胱機能が低下している場合や前立腺肥大症などの病気が原因で発症することがあります。

トイレの悩み

急性前立腺炎ー力んでもおしっこが出なくて熱が出てきました。

前立腺に細菌の感染を生じ、発熱とともに前立腺が大きく腫れて排尿困難、残尿感、頻尿(ひんにょう)、排尿時痛を生じます。尿閉(にょうへい)(前立腺が腫れて尿道を圧迫し、全く排尿ができなくなってしまうこと)になることもあります。また、38~40℃の高熱を伴うことがあります。
一方、慢性前立腺炎は細菌によって起こることもありますが、局所の循環不全で起こることもあり、一概に抗生剤が効くとは限らず、なかなか厄介です。

夜尿症

5歳を過ぎても月に数回以上おねしょが続く場合を「夜尿症」と診断し、一般的には小学生になっても夜尿が続く場合、治療を始める目安となります。

お漏らし

夜尿症の症状と原因

5歳未満の子どもでは、おねしょはありふれた症状です。
原因はさまざまですが、寝ている間に作られる尿量が多すぎたり、尿をためる膀胱が小さすぎたり、まだ膀胱が発達していないなどが挙げられます。育て方や性格などは関係ありませんので、お子さんを叱ったり、ご自身を責めたりしないでください。
ただし、夜尿症に加え昼間にもおしっこや便を漏らすケースは、早めの受診をおすすめします。

子どもの亀頭包皮炎ー男の子のお母さん、お父さんに

子どものおちんちんは基本的に包茎です。包茎だと、皮と亀頭の間に垢や汚れがたまりやすく、そこに細菌が入り込んでしまって炎症を引き起こす場合があります。それが亀頭包皮炎です。たくさん膿がたまっていたり、恥垢が多い場合は剥いて汚れを除去してやらなければいけません。そんな時はもちろん相談していただきたいのですが、ではそんな状態になっていない時、普段は皮をどうすればいいのか「どこまでどうしたらいいか分からなくって」そうでしょうとも、お父さんに聞いても「そんなの忘れた」と言うに決まっています。ちょっと剥いてみて先端が見えるようなら様子を見る。針の穴のように狭いのなら、先端に軟膏をぬって徐々にひろげてやったほうが良いです。
ただし、ここで注意です。自分でネットなどで調べてやってみようと考えないようにしてください。戻らなくなったら大変なので、医師の指導のもとに行うようにしてください。

泣く子ども

大人の亀頭包皮炎

何らかの原因で亀頭包皮に小さな傷ができ、そこへ細菌や真菌(カビ)が感染します。セックス(オーラルも含む)やマスターベーションが原因になりますが、原因が分からないことも多いです。
糖尿病による亀頭包皮炎では、包皮に縦状の亀裂を生じるのが特徴です。最近、この病気を訴えて来院されたことがきっかけとなり、糖尿病が見つかったというケースもあります。
一般的には原因菌に合わせた外用薬や内服薬で治療しますが、難治性(なかなか治らない)の場合は糖尿病が合併していることも多いです。

性感染症

STD=Sexually Transmitted Disease
もしくは
STI=Sexually Transmitted Infections

昔は「性病」と呼ばれていました。いろいろ心配でネットで調べて、似た症状が自分にあっても不安だな・・・と思いつつ、そのままにされる方がいらっしゃいますが、不安に思った方は一度、医療機関に相談し、しっかりと検査をして診てもらうことをおすすめします。

顕微鏡